日本の東にある台風3号と、南シナ海で発達中の熱帯低気圧(台風4号のたまご)。
この2つの動きに、今後数日は要注意です。
台風3号はすでに発生しており、今後は日本の東を進みながら、8日頃には熱帯低気圧に変わる見込みです。
一方、南シナ海にある熱帯低気圧も、今後24時間以内に台風4号に発達する可能性が高く、進路次第では西日本や沖縄、九州方面へ影響を及ぼす恐れもあります。
特にこれからの時期は、梅雨前線と台風が重なることで、大雨や突風、河川の増水といった二次災害のリスクが高まるため、「台風のたまごだから大丈夫」と油断せず、常に最新の気象情報を確認することが大切です。
この記事では、台風3号と4号の発生状況、今後の進路予測、関東や西日本への影響などを、わかりやすく整理しています。
週末のお出かけや帰省、イベント前にぜひチェックして、安全対策にお役立てください。
また、米軍(JTWC)、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)、日本の気象庁など複数の国際シミュレーションから、最新の進路予測と影響範囲を比較・解説しています
台風3号4号(たまご)2025米軍(JTWC)による進路予想
米軍(JTWC)はアメリカ合衆国が海軍と空軍が共同で運営している気象情報機関です。

引用:https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html
日本時間7月4日12:00
TD04Wであらわされているのが、台風3号、
TD05Wであらわされているのが、台風4号、
です。

↑台風3号の進路予想

↑台風4号進路予想
JTWCの予報には、世界標準時(UTC)での時刻が使われているので、日本時間に変換する場合は、9時間を足す必要があります。
例えば、JTWCの予報に「22/1500Z」とある場合、これは世界標準時で2025年6月22日15:00を表していて、「日本時間2025年6月23日00:00」ということになります。
JTWCの予報によると日本への影響は不明です
台風3号4号(たまご)2025欧州中期予報センター(ECMWF)進路予想
ECMWFは、欧州中期予報センターが出している情報で、世界中の気象情報を収集し予報をだしています。

引用:https://charts.ecmwf.int/
こちらが「Sun 06 Jul 2025 15 」日本時間2025年7月07日00:00の予報図です。
ECMWFの予報によると
日本への影響はなさそうです。
台風3号4号(たまご)2025気象庁による進路予想
気象庁による進路予想です。

7月4日現在の予報では日本に上陸するかどうはは不明です。
台風3号4号(たまご)2025Windyによる進路予想
Windyは、チェコの会社が運営する気象情報サイトで、「ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)」と、「GFS(アメリカ国立気象局)」の気象情報をが基になっています。更新頻度が高く、今後の予報が視覚的にわかりやすいので使い勝手もいいですよね。
ではWindyによる進路予想をみていきましょう。

Windyによると日本への影響は不明です。
台風3号4号2025による飛行機への影響は?
飛行機の影響は以下から確認できます。
JAL
ANA
スカイマーク
ピーチアビエーション
ジェットスター
スプリングジャパン
なお欠航や台風によるチケットのキャンセル払い戻しについては、各航空会社へお問い合わせください。
台風3号4号2025による新幹線への影響は?
新幹線の運行状況は以下から確認できます。
まとめ
現在、日本周辺では台風3号が東へ進行中で、8日頃には熱帯低気圧へ変わる見込みですが、油断は禁物です。
さらに、南シナ海の熱帯低気圧が台風4号に発達する可能性が高く、進路によっては沖縄・九州・西日本に影響が出るおそれもあります。
梅雨の時期は、台風と前線の相互作用により局地的な大雨や突風が発生しやすくなるため、より一層の警戒が必要です。
外出や旅行の予定がある方は、最新の気象情報をこまめに確認し、万が一の備えをしておくことをおすすめします。
今後も台風情報は随時更新されていくため、気象庁や各国のシミュレーションデータにも注目して、安全・安心な日常をお過ごしください。
コメント